ツマです。
まさか我が子サンが・・・と思った出来事。
生後2か月のサンがロタウィルスに感染したのです。その時の経緯や対処について記録します。
ロタウィルス胃腸炎とは?
例年12月~3月くらいの冬に流行し、ロタウィルスを原因とした急性胃腸炎です。乳幼児・子供が感染し、予防接種もあるが種類(型)が多く、5歳までに必ずかかると言われている病気です。アルコール消毒が効かず、感染力が強い。
主な症状は、水のような激しい下痢と嘔吐、そして39℃以上の発熱。便が白っぽくなるのも特徴です。他のウィルス性胃腸炎より症状が激しいことが多く、脱水症状に注意が必要です。潜伏期間は1~3日で、症状は通常であれば2~7日で治まります。
生後2か月で38℃を超す発熱!
サンの症状に気が付いたのは、3月のある金曜 18時30分、オトが帰宅してサンを抱っこした時でした。
「あれ?体温高くない??」
計ってみると、38.1℃。え、高い!!
当人のサンは、直前の授乳もごくごく飲み、ニコニコしていたので、病気にかかっているなんでツマは少しも気づきませんでした…。すぐに受診するか。サンが元気そうだったこともあり、この時はネットで情報収集しながらも、30分毎に体温を測り、経過を見ることに。
19:00 再度計測。38.2℃。高い…
19:30 再度計測。38.5℃。よし、病院にいこう!!!
救急病院を受診
私たちの住む地域では、小児科の診療時間外にあたる平日夜間や土日に診療してくれる、医師会診療所というものがあります。出産にあたり、オトが予め調べておいてくれてたため、まずはここに電話して受診できるか聞いてみました。
すると、「月齢が2か月と幼く、こちらの医療機器ではみることができない。大きな病院を受診してください」との回答。
そうなのか・・・
急いで次の手、一番近くの国立病院の救急センターへ問い合わせすると、「すぐ来てもらって大丈夫です。受診していただけます。」「ありがとうございます!」
そしてタクシーに乗り込み、3人で救急センターへ。
検査したけど原因不明で入院へ
20:30 病院に到着し、経緯と症状を説明。
血液検査を2回・髄液検査などしてもらいましたが、どれも問題なく、原因がわからないと言われました。
原因不明というのが一番怖い…。原因が判明しなければ、対処のしようがないからです。先生からも急な症状変化に備えて入院しましょうとのこと。授乳があるので、ツマは付き添うことにしました。
2:00 慣れない環境(病院)だったり、発熱もあり、サンはまとまって寝ません。他の入院患者さんもいますので、サンが泣きだすとすぐに抱っこしてあやし、寝るまで抱き。寝たと思ってベッドにおろすと起きるので、また抱っこしてあやす。ときどき授乳もして、一晩付き添いました。正直、心配もあって体力的にもしんどかった…。
でもサンはもっと大変だから、サン、がんばれ!がんばれ!そんな気持ちで付き添っていました。
便から原因のロタウィルスを発見!
7:00 看護師さんから便検査もしましょうと話があり、その直前の便を提出。この時ハタ思ったのは、「あれ?普段より白っぽい黄色に見える…?」でした。
10:30 先生がやってきて、「検査結果がでました。便からロタウィルスを確認しました。これが原因と考えていいと思います」とのお話がありました。
あぁ、よかった!原因がはっきりしてよかった!!
ウィルス性胃腸炎の場合、有効な薬はないのでウィルスが体外に出るまで待つしかありません。サンは退院し、自宅静養することになりました。
サン、大変だったね、つらかったね。もう少し頑張ろうね!
しかしなぜサンがロタウィルスに感染したのだろうか。まだ生後2か月のサンを連れて、人ごみの多いところへは出かけていませんでした。特に発症するまでの1週間を振り返っても、近所のスーパーに一緒に買い物に行く程度の外出。どこでもらってきたのだろうか…。感染経路のなぞは、今もまだ解けていません。
二次感染の恐怖・・・
サンはその後発熱もなく、一生懸命、便からロタウィルスを排出・排出。便は若干白っぽい黄色で、匂いがとてもキツかった。ウィルスのせいなんだろうなと。
退院した翌日の朝でした。
オト「…なんか、下痢っぽい」
そしてツマも「…やばい、気持ち悪い」
なんと、2人とも二次感染してしまったのです!!
オトは朝の下痢で治まっていたようですが、ツマは重症でした。発熱・嘔吐・下痢のフルコース。しかし、二次感染しようともサンの授乳などに対応しなくてはならず、キツかった。ツマは完全に治るまで4日かかり、二次感染の恐怖を思い知りました。_| ̄|○
ウィルス性胃腸炎の看病をするときは、手袋・マスクが必須です!ウンチを変えた後は手を良く洗うこと!そして、ウンチのついたオムツも放置せず・他と一緒にせず、ビニール袋に隔離!
おわりに
サンの初めての高熱。どこで受診の判断をするのか、どこを受診すればいいのか、など、色んなことを勉強させてもらいました。
またサンは熱に強いのか、本人は元気そうな様子もみせてくれていたので、自ら症状を訴えることができないうちは、特に注意深くみておく必要があるのだと認識しました。
子供が38度を超してくると本当に心配になります。でも、まずは慌てないこと。冷静に判断し、落ち着いて行動すること。そして何より、早め早め行動すること。自己判断で「まだ大丈夫」なんて思わないことが大切だと思います。
そして、看病をするご両親は、二次感染に本当に注意してくださいね!