ツマのフランスパン生地 ※冷蔵発酵

このログをシェアする


ツマです。

私の定番「フランスパン生地」をご紹介します。

水分量多めの、バケット、バタール、チャバタ、リュスティックなどのシンプルでモチっとした食感にしたいハードパン、オリーブやドライトマトを混ぜ込んだフーガス、ドライフルーツやナッツを混ぜ込んだパンはこのフランスパン生地を使います。

少ないイーストで冷蔵発酵(オーバーナイト)させるので、
 ・家庭製パンでも、皮がパリッと中はもっちり!
 ・味わい深いハードパン
 ・好きな時間に焼き立てを食べることができる!
というメリットがあります。

私はいつも子供たちが寝た後(20~22時)にミキシングを開始し、パンチをしたら冷蔵庫に移して就寝。翌日、都合の良い時間に続きを始めることが多いです。
こちらにパン作りスケジュールが載っています

ぜひ試してみてください!

材料

[作りやすい分量]

材料名 分量(g) BP(%)
準強力粉 200 100
160 80
4 2
インスタントドライイースト 0.6 0.3
(あれば)モルトシロップ 0.8 0.4

※ツマはリスドォルとタイプERを4:6の割合でブレンドして使用するのが好みです。

工程

ミキシング:
全ての材料を一緒に。捏ね上げ温度 22度越さないこと


発酵 28度 70〜75% 20分


パンチ(1回目)
※生地の周りをつかんで引っ張り、真ん中に戻すようなイメージでパンチして、表面を整える


発酵 20分 → パンチ(2回目)
↓パンチ後


発酵 20分 → パンチ(3回目)
↓パンチ後


発酵 20分 → パンチ(4回目)
★何か具材を混ぜ込む場合は、ここパンチ4回目で一緒にいれましょう★
↓4回目のパンチ後



タッパーに移して、熟成する。冷蔵庫で12時間〜


↓翌日 ※生地温度 6度

この後、作りたいパンに合わせて分割→ベンチタイム→成形→発酵→焼成と続きます。

作るときのポイント

・オーバーナイトを前提としているので、ほぼミキシング(捏ね)しません(笑)。パンチすることで生地をつなげつつ、歯切れを良くしています。また、冷蔵庫で熟成する間にも多少発酵は進みますので、家庭製パンのミキシング不足を解消することができるので、オーバーナイトすることをお勧めします。その方が、翌日以降もしっとりしつつ、歯切れのよいパンに仕上がります。

・パンチの後/熟成前に、作りたいパンの必要生地量に分割しておくと便利です。

・冷蔵庫で熟成するとき、乾燥には十分注意してあげてください。しっかり蓋のしまるタッパーを使うと便利だと思います。
 私はよく小麦粉500gでミキシング・発酵まで行い、半分に分割して、タッパーに入れて熟成させています。タッパーは生地量に対して、大きすぎず小さすぎず、冷蔵庫内で膨らむことも考慮した容量のものを使ってください。タッパーだと家庭の冷蔵庫でもおさまりが良く、乾燥にも強いのでオススメです。

・冷蔵庫に入れておく時間は最大18時間くらいまでを目安にしています。

さて!このフランスパン生地をつかって何を焼きましょうか(^^)